管理栄養士、看護師と協力し合いながら、
認知症ケアを中心としたコミュニティ「みらいカフェ」を運営。
認知症疾患医療センターを設置している古河赤十字病院の処方箋を応需している古河南薬局では、認知症ケアや介護などに関する勉強会を通じ、認知症サポーターを養成するコミュニティ「みらいカフェ」を運営。
薬剤師だけでなく看護師や管理栄養士の協力のもと、認知症の方でも安心して暮らせる地域の実現を目指しています。
地域の健康意識の高さから、
認知症ケアを考える拠点づくりへ発展。
「みらいカフェ」を始めるきっかけと、その概要についてお聞かせください。
健康サポート薬局への期待が高まり、弊社で地域イベントなどに注力しはじめた頃、当古河南薬局でも健康フェアを開催することになりました。診療のない土曜日にもかかわらず参加者はなんと130名以上も来られ、地域の健康意識の高さに驚かされました。そこで、当時認知症外来を始めたばかりだった近隣の古河赤十字病院とタッグを組み、認知症について地域で考える拠点づくりができるのではないか、という社内の協議を経て、ここで「みらいカフェ」を実施することになりました。今では毎月第2水曜日に、一般の参加者だけでなく、グループ会社の管理栄養士さんと赤十字病院の看護師さんたちを交え、主に「講義」「おやつタイム」「ポスター作り」の三本柱で開催しています。
認知症にならないための知識の共有をはじめ、健康のための正しい栄養素の摂り方やおすすめの食品、運動など、薬剤師、東邦薬品(株)の管理栄養士、看護師が持ち回りで講義を行い、管理栄養士のセレクトした健康食品などを試食しながら意見交換を行います。また、参加者全員でポスターを手作りし、近隣の古河市総和福祉センター「健康の駅」に掲出させていただくことで認知促進・参加者拡大へつなげています。
認知症の方々の安心の暮らしを支える
サポーターを育成。
地域で認知症ケアと向き合う上で大切にされていることは?