薬剤師取材

薬剤師ならではの視点でサポートを行い
地域の医療に貢献

総合メディカル株式会社 そうごう薬局 たかお店 薬局長  芳賀邦彦先生

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お話を伺った、総合メディカル株式会社 そうごう薬局 たかお店 薬局長 芳賀邦彦先生
(2021年3月取材)

フレイル対策への取り組みの中で、2018年よりオーラルフレイルについて、イベント開催や薬局内での対策指導などに注力されている、そうごう薬局 たかお店の芳賀邦彦先生にお話を伺いました。

(本記事は医薬情報おまとめ便内、特集企画「〜アクティブシニアのススメ〜 はじめよう!薬局でのフレイル対策」にて掲載した記事です。 )

オーラルフレイルへの取り組みは、どのようにスタートしたのでしょうか?

取り組みへの第一歩となったのは、2018年に都城市の施設で開催した健康イベントでした。大雨の中、予想を超える約80名の方にご参加いただき、地域の皆さんの関心の高さに驚いたのを覚えています。それ以来、健康サポート週間の一環として、薬局内でも定期的にオーラルフレイル対策への取り組みを行っています。
オーラルフレイルの情報は多いとは言えませんが、社内で提供される資料に加え、自分でもGoogle Scholarで論文を読むなどして情報収集しています。日本は高齢化問題の最前線であることから、フレイルに関しては日本語の論文が多いんです。知識を得ることで自信を持って患者さんにお話しできるようにもなるので、ぜひ読んでほしいですね。

 

薬局内では、どのような指導・アドバイスを行っていますか?

服薬指導時に入れ歯の噛み合わせが気になる患者さんにお声がけする他、掲示ポスターを見て希望する患者さんには咀嚼力をチェックするガムを噛んでもらっています。「最近歯医者さんに行ったかどうか」、また「食の好みが変わってきていないか」など伺いながら、食べること、噛むことの重要性をアドバイスしています。
オーラルフレイルは、口だけの問題に留まらずさまざまな臓器や疾患にも波及していきますので、とても重要な課題です。指導のきっかけを作る意味でも、よりきめ細やかなサポートをする意味でも、薬剤師が多くのエビデンスを知っていることは大きな武器になります。
指導の際は脳機能・脳年齢チェックシートなどを使うとともに「噛むことは脳の活性につながり、歯を失うことで認知症のリスクが約2倍高まること」や、「オーラルフレイルの方は要介護のリスクが2.4倍になること」など論文で得た数字を出してお話しすると、患者さんも「がんばらなきゃ!」とやる気を出してくれます。

きっかけ作り、患者さんの興味喚起のためにツールを活用。

 

オーラルフレイル、フレイルへの取り組みの意義について、どうお考えですか?

病院嫌いの方でも健康イベントには家族を伴い参加してくれることもあるので、薬局・薬剤師だからこそできることがあると思っています。健康と病気の間にあるフレイル・オーラルフレイルの対策は、まさに未病への取り組みです。食事や運動、社会的つながりなどを包括的にサポートすること、また薬局外でも役所や地域包括支援センターなどの取り組みに関わることで地域の医療に貢献することが、私たちのやりがいです。


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