取材記事

業務効率化の取り組みレポート[非薬剤師活用]

株式会社hitotofrom まんまる薬局

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お話を伺った、株式会社hitotofrom 代表取締役 松岡光洋さん(中央)/薬剤師 堀田亜莉沙先生(左)/ボランチ(非薬剤師)鯨岡萌花さん(右)
(2019年9月取材)

非薬剤師を「ボランチ」と位置づけチーム連携の調整役として活躍の場を拡大。

薬局の業務効率化の取り組みについて、薬局本部と現場それぞれの声をお聞きしました。
2018年4月にオープンしたまんまる薬局。在宅に特化し、訪問薬剤管理を行う中で非薬剤師の活用を促進している現状について松岡社長とスタッフの方々にお話を伺いました。

在宅に特化する中、独居の男性宅などにも
安心して訪問できるように。

当薬局の主な特徴は、門前でなく面分業であることと、個人宅の在宅医療に特化していること。処方箋の受付枚数は月間500枚程度で、板橋区や練馬区をはじめ、豊島区、北区、足立区にて約230名の患者さんを担当しています。現在スタッフは、薬剤師が正社員4名、パート2名、非薬剤師が8名の計14名となっています。私たちは、薬剤師がより輝ける環境は在宅医療にあるという信念のもと、居宅支援事業所や地域包括支援センターなどを回りながら地域のさまざまなニーズを抽出し、応えていくことで少しずつ成長してきました。
非薬剤師を積極活用しはじめた理由には、在宅訪問の際の薬剤師側のハードルを下げる目的がありました。例えば女性の薬剤師が1人で独居男性のお宅に伺うのは多少の抵抗感を伴うことがあります。そんなとき一緒に同行してくれる存在がいるだけで訪問が非常にスムーズになるのです。また、2人で伺うことで役割分担ができ、薬剤師がアセスメントの部分に集中できるメリットもあります。あるいは薬剤師と患者さんの会話を非薬剤師が記録できたり、老老介護のご夫婦宅などでも、双方と柔軟にコミュニケーションをとることもできます。

薬剤師の負担軽減や患者さんのケアを支え
在宅の発展に貢献する人材と期待しています。

私たちは非薬剤師を「ボランチ」と称する職種に位置づけ、サッカーのボランチのようにチームの連携を支える調整役をお願いしています。主には、在宅訪問のスケジュール管理や患者情報の把握などを担当しています。
特に現在は、キュア(治療)以上にケア(世話・配慮)の需要が拡大している時代。自宅で自分らしく過ごしたいと願う多くの患者さんのケアには、実は非薬剤師にも活躍の機会が隠されています。異業種からの転職者が多いボランチはさまざまな視点を持っているので、多角的に患者さんのニーズを引き出し、課題解決へ導く力になっています。患者さんの思い描くゴールを共有して一緒に目指すことを第一に、今までにない薬局のモデルになっていければと思います。実際、ボランチのサポートによって業務の質が担保され、企業としての信頼にもつながっています。薬剤師の職能が再認識されることにもなるため、薬剤師が自分の仕事に誇りをもてるようになっているのではないでしょうか。
お陰様で、在宅業務のノウハウに関する他薬局からのお問い合わせが非常に増えています。当薬局では在宅の事細かな業務を仕組み化しているため、今後はボランチが指南役として重要な任務を果たす可能性もあるかもしれません。

 

ミスの軽減や対応の幅の広がりにより
薬局全体の信頼構築につながっています。

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