薬剤師取材

全国各地の薬局の健康フェア開催事例①: 「地域のことは地域で見守る」をコンセプトに

タマキ薬局 古坂利恵先生・大成みつ美先生・仲村恵子先生

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お話を伺ったタマキ薬局の専務取締役 古坂利恵先生(長女・左)、管理薬剤師 大成みつ美先生(次女・中)、仲村恵子先生(三女・右)
(2017年4月取材)

三姉妹を中心に展開する、お世話になった地元の方々への恩返し

健康情報拠点として認知され、地域のかかりつけ薬局としての役割を担うことへと繋げるために有用な「健康フェア」。それぞれの地域、また薬局そのものの特性などにより、さまざまな取り組みが行われています。
東京都杉並区で、三姉妹がそれぞれ得意な分野で力を発揮しながらコミュニティーの場として地域の方々の健康を見守る、タマキ薬局の先生にお話しを伺いました。

寝たきり生活の予防を目的として活動を開始

健康フェアを開催されるようになった理由やきっかけをお聞かせください。

地域で寝たきりの方を増やさないよう、少しでも外出する機会をつくり地域間の交流や結束に繋がる活動をしようと始めたのが健康フェアのきっかけでした。
ここは祖父が開局した薬局で、私たち三姉妹も以前から「薬局は単に薬を売るところではなく、コミュニティーの場であるべき」と教わってきました。たくさんのOTC薬の中から自分で選んで買えることがセルフメディケーションだと誤解されがちですが、本当はお客様としっかり向き合って、コミュニケーションの中で必要な薬の提案やアドバイスをすることが薬局の役割だと思うのです。
そうしたことから、これまでにも健康に関して学ぶ「タマキセミナー」を年4回開催したり、3年ほど前からは筋力アップの健康体操を始めたり、この10年でさまざまな活動を行ってきました。また店内に「タマキカフェ」と称するコミュニティースペースを設け、お客様からの漢方相談やお客様同士の雑談などに活用できるようにしています。職場と家の間に位置づけられるような、三つ目の大切な場所として存在できたらうれしいですね。

地域の協力を得ながら、企画アイデアを実践

これまでにどのような企画で健康フェアに取り組んでこられたのでしょうか。

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