4月は入社や異動など、気持ちを新たに持つ季節ですね。そこで今回は新たな気持ちでスタートを切れるよう、業務ノウハウから離れ春の特別編として、薬剤師のみなさんが思っている理想の薬剤師像について、以前アンケートでご回答いただいた中からピックアップしてご紹介します。ぜひ他の方の理想を読みながら自身の理想についても考えてみてください♪
実施時期 | 2021年11月18日(木)~11月24日(水) |
---|---|
サンプル数 | ネクスウェイ アスヤク会員薬剤師 439名 |
手法 | WEBアンケート |
◆みんなの回答
1.患者/地域に寄り添える薬剤師
- 寄り添う
- 相談に乗れる/相談される
- 健康サポート
- 長いお付き合い
2.信頼される薬剤師
3.地域密着型薬局/薬剤師
4.薬物治療への貢献
5.専門性を兼ね備える
6.知識の習得/自己成長
7.その他
-チーム医療の実現
-医師と対等に話せるような薬剤師
-ライフワークバランスの両立
-ジェネラリスト
-情報活用
-その他
1.患者/地域に寄り添える薬剤師
寄り添う
- 薬で病気を治療する・完治させる、というよりは、薬の力を借りながら、患者個人個人がその人に合った快適な生活をするためのサポートができるとよいなと思っています。漢方・生薬の知識は患者の生活に寄り添う指導につながる知識だと思います。
- 様々な病気に対してのカウンセリングを行い、患者さんに喜んでもらいたい(特に医療機関で治療がむずかいいなど将来の展望が見えない患者さんに対して)。西洋医学と併用できる代替療法(漢方など)を日々研鑽中です。
- 患者さまに向き合った薬剤師になりたい。精神科の患者様が多いため臨床心理士の勉強をしています。
- 患者さまに寄り添える薬剤師を目指して、まずはがんナビゲーターの研修を受けました。
- 患者の気持ちに寄り添うため、ケアマネージャーを取得した。
- 患者第一の薬剤師。心理学を学びたい。
- 患者背景を踏まえて、薬の服用状況、管理方法を患者さんと一緒に考えられる薬剤師。高齢化が進んでいるので、高齢者の生理機能や代謝を考慮した処方提案のできる力のある薬剤師。日常生活と生活習慣病、転倒予防などの知識を提示できる薬剤師。
- なぜ薬を飲むのか、納得して治療に取り組んでもらう助けになる存在でありたい。
- いつでもだれでも気軽に空いた時間に薬のことを聞きに来たり、健康相談したり、生活習慣の悩みを聞いたり、薬や健康をキーワードにした教会やお寺みたいな役割。
- 受診する前に相談してくれる存在。OTC,漢方、サプリメント、幅広い医療知識を取り入れたい。
- 小さなことでも相談してもらえる、身近な存在になれる薬剤師。検査値の詳しい見方、治療方針などを学びたい。
- 相談してみようと思ってもらえる薬剤師。食事療法に詳しくなりたい。
- 相談に乗れる薬剤師。骨粗鬆症について勉強したい。
- アロマセラピーなどの予防医療に関する知識を学んで、患者さんからあなたなら質問できる、お話したいと思ってもらえる薬剤師。
- ただ薬を渡して終わるのではなく、患者の生活をサポートできるような薬剤師。栄養に関する知識。肝機能障害・腎機能障害に関係する薬剤の知識。副作用の臨床推論を学びたい。
- ミスが少なく、他職種からの質問に答えやすい薬剤師。添付文書情報だけでなく、RMPも活用した薬剤に関する知識の増加、画像の見方などわかるようになりたい。
- 薬局であまり取り扱わない薬剤や医療材料に対しての知識を学び、ミスなく業務を行い、患者さんや多職種の方からの要望に応えれること。
- 薬以外のことも気軽に相談してもらえる薬剤師、薬局になること。最低ラインの薬剤専門性の知識習得や経験は必要と思うので、これまでに経験していない診療科の店舗などでの経験をしていきたい。
- 日常の薬やサプリメント、漢方についての相談にのれる薬剤師。漢方薬局などで漢方に対しての知識を身につけたい。セルフメディケーションに対する知識を身に着けたい。
- 患者さんに感謝されて健康サポートが出来る薬剤師になりたい。
- 新しく薬剤師になった人が、ああいう人になりたい!ああいう活躍をしたい!と思って貰えるような薬剤師。薬学的知識を生かして、患者さんの健康を本気でサポートできる薬剤師。
- 独りよがりでなく、患者が理解し納得できる医療を受けられるようにサポートができる薬剤師
- 服薬指導にとどまらず、栄養相談も含めて生活全般にわたって相談を受けれる薬剤師。そのためには漢方、中医学的な栄養論などを勉強したい。
- 患者のQOLを改善するために食生活、薬物療法、運動療法、褥瘡、メンタル的なサポートを含めてトータルでみていきたい。最近は、患者の高齢化が進み、フレイル、認知症のリスクが高い患者に対しては今後の生活において必要なことを服薬指導の中に取り入れている。
- 患者さんとの距離が近い薬剤師。OTC薬から今飲んでる薬や健康について気軽に相談できる薬剤師。
- 最期までより添える薬剤師となれるよう在宅の麻薬管理について勉強している。
- 医薬品に関する知識だけでなく、栄養指導、運動に関するアドバイスなどに役立つ知識をつけ長く患者を見、患者に寄り添う薬剤師でありたい。
- 揺り籠から墓場まで墓場まで付き添えるような薬剤師でありたい。病院や他の職種とうまく連携していきたい。
- 誰からも頼りにされ信頼される薬剤師。どんな事でもチャンスがあればチャレンジし、経験を活かしたい。
- 専門性が高いことは当たり前で、患者さんや他の医療従事者からも信頼される薬剤師になりたい。薬局という狭い環境ではなく、施設在宅や地域包括支援センターなどにも出向いて人脈を広げる必要があると感じている。
- 人から信頼される薬剤師となれるよう、今はガンの知識をもっと補填したい。
- 患者様に信頼して頂ける薬剤師。アドヒランス問題を改善したい。
- 接遇マナーを勉強して患者さんから安心・信頼される薬剤師でありたい。
- 患者さんからはもちろん、多職種からも信頼されて頼りにされる薬剤師。在宅医療に精通するために、ケアマネジャーの資格を取得した。今後は、栄養学について学び、食生活に的確なアドバイスができるようになりたい。
- 多職種の方に頼られる知識、経験を積みたい。地域会議などに参加から。
- 患者に寄り添える、相談しやすい薬剤師。信頼される薬剤師。
- ノルマではなくかかりつけになってほしいと患者さんから言われる薬剤師になること。
- 妊婦・授乳婦さんに寄り添える薬剤師。小児科にくるお母さんから頼りにされる薬剤師でありたい。妊婦・授乳婦サポート薬剤師の資格を取りたい。
- 女性の健康サポート全般と本当の意味での地域(薬局半径1㎞)にお住まいの方をサポートできる体制を作りたい。前職は薬局チェーンの役員としてマネージメントを主な業務としてしてきたが、その知識も生かしながら地域の方のための健康ハブになる薬局を作っていきたい。
- 医師・患者・家族だけでなく、地元地域から必要とされる薬剤師
- 子育てから介護まで幅広く街のかかりつけとして働きたい。
- 街の薬剤師で、漢方。女性医学について精通したい。
- 高齢社会や地域の役に立てる薬剤師。緊急時に対応できるオールラウンド薬剤師。
- 在宅やプライマリケア、薬剤師以外の資格などを取得し地域医療に貢献できる薬剤師となりたい。
- 地域住民の健康サポートのできる薬剤師。健康サポート薬局研修をしたので、健康サポート薬局の申請をしたいです。
- 地域密着型。近所のじいちゃん、ばあちゃんが集える薬局。
- 町の普通の薬剤師。頭でっかちにならず、町のおっさん普通薬剤師。
- 漠然と患者様・地域の為になっている薬剤師。生活習慣の改善等の知識を備えたい。
- 患者様に安心して服用してもらい、服用の目的をしっかり把握してもらえるようにしたい。薬や健康管理について身近なところから相談に乗ってもらえるようにしたい。
- 薬を使わないことが正義ではなく、適切に必要な分使用することを理解させる薬剤師。
- 患者の薬物治療を個別最適化できる薬剤師。腎機能評価による薬剤の適正使用を学びたい。
- 患者や同僚薬剤師が前向きに治療に取り組めるよう、行動変容を促せる薬剤師でありたいと思います。コーチング能力を磨き、講演や面談経験を積みたいと考えています。
- 疾患別の生活改善、食事改善などについて学び、その患者さんに合わせた投薬ができる薬剤師でありたい。
- その人の状況に合わせた最適な(心身ともに満足できる)薬物療法を提供できる。多職種を巻き込む力が必要だと感じる。
- 日常的に困ること、泌尿器科や婦人科で困っている人の役に立ちたい。薬を使えば治ることを加齢や恥ずかしさにより受診してない人に話をしたい。
- 主に女性、子供のヘルスケアに携わることが出来る薬剤師になること
- 薬局が小児科メインなので小児の薬や病気について何でも答えられる薬剤師。小児特有の疾患や初期症状などに関する知識を深めたい。
- 漢方の処方、臨床での症例について学び漢方に精通した薬剤師となりたい。
- 緩和医療に詳しい薬剤師。無菌調剤の実施や研修会参加で勉強していく。
- 専門知識を活かして薬剤師として強みをもっていたい。認定取得につながる知識。症例報告に向けた取り組みを実施する。
- 在宅医療メインの対人業務。言語聴覚士の資格は取得したため、嚥下関係も関わりたい。フィジカルアセスメントも学びたい。
- ドーピング対象になる薬物の勉強をし薬物療法のスペシャリストとなりたい。
- グローバルヘルス分野で感染制御を専門に仕事ができる薬剤師になりたい。大学院で公衆衛生修士や海外でのキャリアも積みたい。
- 毎日ちょっとずつ成長していけたら良いと思う。医療制度の情報は収集しておきたい。
- 薬局内におさまらない薬剤師であれるよう栄養指導や褥瘡患者への治療について学びたい。
- 知識が豊富、コミュニケーション能力の高い薬剤師。理想は英語を話せるようになりたい、薬物動態についてさらに勉強したい、栄養や運動のアドバイスを具体的にできるようになりたい。
- 医薬品を含めた医療・介護に関する知識が豊富で、相談しやすい薬剤師。保険・介護についてもっと学びたい。
- 西洋医学や東洋医学は「対症療法」に関与する分野ですが、個人的には「予防医学」に興味があり、それに関与する知識も活用できるような薬剤師になりたいです。
- 扱っている薬以外の情報も素早く把握し情報提供できるようになりたいので新薬情報にはしっかり目を通していきたい。
- 薬だけじゃなくて生活するなかでの薬の位置をみることができるようになりたい。
- 行政や多職種との顔の見える関係の構築し、地域住民が初めに相談する場所にしていきたい。
- 他職種と連携して患者さんの医療にあたることのできる薬剤師。
- 薬剤師ならではの知識を活かしてチーム医療に関わりたい。そのためにはまず処方提案のスキルアッブをしていきたい。
- 医師との信頼関係を築き、対等な立場で意見を言い合えるようになりたい。臨床の知識が圧倒的に足りない。循環器系統の処方パターンなどを学びたいと思う。
- 医師と対等に話せる知識を持っていること、患者の疑問に答えられること、後輩のキャリア形成の補助をすること。病態やガイドラインに関する知識の習得。
- 医師に助言して理論的に認められるように文献等精査したい。
- ライフワークバランスが取れた薬剤師。汎用のITツールの活用で業務効率上げたい。
- 専門資格を取って活躍したい気持ちもあるが出産や子育てもしたい。プライベートと仕事を両立できる薬剤師でありたい。
- 全領域に精通している薬剤師。CNS領域について学びたい。
- ニーズに応じてすぐに対応できる薬剤師。この場合のニーズとは相手から聞かれたことに答えられる充分な知識であったり、患者の困りごとに対して対応できるスキルであったりを持てるように努めたい。
- 保険薬剤師の領域に囚われず全領域で患者に有益な薬剤師でありたい。特にがん領域は最も患者が追い込まれている分野であり、残された時間も少ない場合が多い。そこを専門的に担当することによって患者の負託にも応えたいし、経営戦略的にも代替の利かない特徴的な薬局・薬剤師でありたいと考えている。
- ITツールはもとより、人でももっと交流を介して情報が集約するようにしたい。
- 情報検索選択能力のある薬剤師。
- EBMを活かした情報を活用した薬剤師。情報の探し方、その得た情報を発信する文章力など身につけていきたい。
- 臨床と医薬品情報を繋げる役割をしたい。
- 臨床と研究と教育を両立できる薬剤師。新人薬剤師を教育する経験をしたい。
- 看護介護関係について学び、気付きのある薬剤師でありたい。
- なんでも卒なくこなせる薬剤師。まずは監査、在庫管理スキルをアップしたい。
- 外来業務を滞りなく行える薬剤師。疾患や薬物療法に係る参考書を購入し自己研鑽している。
- 若手薬剤師の育成、経営学に精通した薬剤師。MBAを学びたい。
- 接客よりかは、禁忌発見や薬の知識など、患者の危険を回避したり安全に薬を使わせてあげられる薬剤師
- 人と比べない自分だけの特色を生かした働き方や勉強の仕方を継続できる。
- いないと店が回らないという存在にはなりたくなく、いなくても円滑に進めれるような店づくり。誰もが、おおまかな業務を把握でき、自分自身は補助的にまわることができればベスト。
- 楽しめる。疑問に思ったら何でも調べる。
- 現状、医療の中で期待をされていないことが多い薬剤師からの脱却。アウトプット能力の向上と他医療関係者とのコミュニケーションの増加。
- 現状の調剤薬局、病院、ドラッグストア等でなく、全く別の舞台で仕事を行いたい。プログラミング、経済学など薬学・医学以外の分野を学びたいと思っている。
- 効率的に業務を遂行し、社会に貢献して、利益を獲得する薬剤師。調剤補助機器について学びたい。
- 時給の高い薬剤師。開業立ち上げの経験がしたい。
- 薬学だけではなく多岐に活躍できる薬剤師。ウェブデザイン力を身につけたい。
- 経営など数字に関する知識を得て、利益を求めるうえで、他者に依存しない薬剤師でありたい。