【pick up】シアリスが7月31日に先行販売開始

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【Pick up1】
四方山話

日本薬剤師会が博士の学位取得を目指す薬剤師向けに、学位取得支援サイトを開設しました1) 。背景に、薬剤師に求められる「専門性の高度化」や「研究能力の必要性」、また「薬局薬剤師経験のある大学教員の不足」があるとしています。日本薬剤師会としては応援する目的でこちらのページを作成したようです。(日薬が何かしてくれるわけではないようです。今のところ)

薬学教育は伝統的にウェット研究(いわゆる薬品を合成したりする実験室で行われる研究)が多く、薬学教員もほとんどその出身者で占めています。なぜウェットばかりかというと、昔の日本では偽薬が蔓延していて、正しい医薬品をきちんと見分けられる(または生成できる)人材のニーズが非常に強く、その影響下で薬学教育がスタートしたから、と聞いています。
おかげで今や日本は世界に誇る偽薬の少ない医薬品市場となっていますが、昨今の薬剤師に求められるのは「モノからヒト」への移行です。その考え方自体は良いのですが、今の薬学教員に現場経験ある方が非常に少なく、そのような教育・研究を行う土壌自体が整っていないのが実情です。

実は何を隠そう(?)、私も博士号(薬学)を持っています。
2019年に社会人大学院に入学しましたが(2023年卒)、その時にも同じような問題が言われていました。私の博士論文はドライ研究(いわゆるウェットと対をなす研究。アンケート調査やフィールド調査が中心。薬局の現場に近いのはこっち)です。当時の大学の博士論文は過去ほとんどがウェットによるもので、ドライは過去にあったかないかくらいらしく、本当に卒業できるのかとても心配されました(卒業できてよかった…)。

その私の経験を少しお話すると、当時の学費は年間40万円くらいでした。今は倍近くになっているので、日薬のサイトに書いてある「年間50〜90万円程度」というのは正しいです。
私は修士も持っていなかったので本来は5年の在学が必要でしたが、社会人経験を1年在学とみなす制度があったので、計4年で修士・博士と進みました。これは大学によって考え方が違うので、その点は確認が必要です。
入学の際に求められたのは、「過去になにか研究をしていたか」でした。論文化しているかは問われませんでしたが、実際に何か調査・考察していたのか、それを問われました。私の場合はたまたま過去に調査を行っていて、まあまあのN数で面白い結果が出ていたので、教授陣の受けは良かったように思います(その調査内容を30人とかの全教授陣の前でプレゼンするのです。こわ)。他にも面接とかあって、「あなたは大学院に入って何がしたいの?」みたいなことを聞かれたように思います。

社会人なので仕事が終わってから夜、週に1~2日ほどの授業がありました。年間の必要単位が決まっていて、ある程度自由に選ぶことができます。たまたま2020年からコロナ禍で授業がオンラインになったので、社会人としては助かりました。(授業後のレポートは必須)
一番大変だったのは、やはり調査研究と論文化でした。
調査というのは、その対象からの協力が必須です。そうしないと質も量も足りなくなってしまいます。場合によってはお金も必要なので、ここで労力と精神力がガッツリ削られます。
論文化はめちゃくちゃ時間をかけました。たしか1年近くかかったように思います。(全部で3本論文化したってのもありますけど)

指導教員や周りに恵まれていて、私の場合は無事に博士号を拝受できましたけど、実際に仕事しながらというのはなかなか大変だと思います。
でも経験して思ったのは、これからの薬局薬剤師には必須級になってきそうだな、というところです。
なぜか。
まずそもそも薬剤師は「研究」に慣れてなさすぎです。「いやそれ業務改善…」みたいな内容を平気で「研究」と称してしまいます(最近はマシになりましたけど。なお私も以前はそうでした)。
また実際に現場で働いていて「これ研究になるのでは」という気付きにつながります。薬剤師の価値ってめちゃくちゃ評価しにくいので、それを「研究」にして「論文」にして某会や厚労省に叩きつけてやるような、そういう大きな動きが全体的に必要です。すそ野が広ければ広いほど良いと思います。

学位を持つ薬局薬剤師が増えて、薬局経験者が実務教員として薬学部で教鞭に立つ…。先の長い話ですけど、薬剤師が業界ごと変わっていくのには必要不可欠のように思います。

・・・あれ、これ私も実務教員になるべき?

1):学位取得支援サイト(日本薬剤師会オフィシャルWebサイト)

【Pick up2】
中医協委員の構成見直しなるか

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