2025年を目途に構築の実現が目指されている「地域包括ケアシステム」。
高齢者の尊厳の保持と自立支援をサポートするために必要なこのシステムですが、現在各薬局はどれくらい連携を取ることができているのでしょうか。
皆さんの回答から状況をチェックしてみましょう。
実施時期 | 2021年1月 |
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サンプル数 | 薬局勤務薬剤師 505名 |
手法 | WEBアンケート |
Q1_ 現在の薬局に勤務して何年になりますか?
Q2_ 現在、勤務している地域で、交流している職種の方を下記から選択してください。
Q3_ 地域の他の病院、薬局等と地域包括ケアシステムの構築に資する会議へ定期的に参加していますか?
Q4_ 現在勤務している薬局は、地域の他の薬局へ医薬品を提供できる体制は整っていますか?
多くの薬局で他薬局へと医薬品を提供する体制ができているようです。
Q5_地域の医療関係者に対し、利用者の薬剤等の使用情報について報告・連絡を行った実績はありますか?
地域の医療関係者への情報連携に関しても、3分の2程度の方は一定の頻度でおこなっているようです。
Q6_ 貴薬局の薬剤師において地域包括ケアシステムに関する研修を受けた薬剤師の割合はどの程度いらっしゃいますか?
前2問では地域の他薬局や医療機関との連携を行う薬剤師が多い結果でしたが、一方で地域包括ケアシステムに関する研修を半数程度以上の薬剤師が受けているという薬局は2割少々。まったくいない薬局も4割強と高い数値となっています。
Q7_ 現在、勤務している地域で今後も活躍したいと思いますか?
Q8_貴薬局の地域では、地域の他の病院、薬局等との連携に関して、5年前と比較していかがでしょうか?
5年前に比べて連携が深まっていると感じている方が65%と多く、今後の連携強化も期待されます。
<併せてご覧ください>
【取材記事】精神障害にも対応した地域包括ケアシステムとは