薬局のとりくみ

在宅医療

在宅医療スタイル別取組み
「在宅特化タイプ」

徳永薬局 成瀬在宅センター
徳永薬局 在宅部 エリアマネージャー補佐/薬剤師 中西 裕道先生
※2017年1月まで成瀬在宅センター勤務

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「気づき」から始まる医療を目指して、在宅に懸ける思い

かねてから「在宅医療薬局」の必要性を発信し続けてきた徳永薬局では、未来に先駆け、2010年3月から在宅医療部を新設。今回取材をした東京・町田市の成瀬在宅センターをはじめ、5店舗が在宅をメインに。そのほか神奈川県や埼玉県など他県におよぶ24店舗でも在宅医療を受けられるシステムを展開。無菌調整室で作った高カロリーの輸液の点滴や必要とする医療材料を提供するなど、かかりつけ薬局として地域に根ざしたサポートに取組んでいます。とくに成瀬住宅センターは20対1の割合で在宅医療を中心に稼働。医師、看護師、介護スタッフとの情報交換から得る“気づき”を大切にし、小児から慢性疾患の方や認知症、ガンなど幅広い病気でお悩みの患者さんへの在宅医療を行っています。

在宅医療を突き詰めるなら“設備の充実”も不可欠

Q 取組みを始めたきっかけは?

これからの社会に在宅医療は必要不可欠です
6年前、大手ドラッグストアに勤務していた当時から、より深く患者さんに接することができる薬剤師になりたいという思いが強かったんです。その頃は在宅に力を入れている薬局はまだ少なかったのですが、個人宅での看取りからスタートしている「徳永薬局」に惹かれ、転職しました。成瀬在宅センターは、開局してもうじき2年目を迎えますが、20対1の割合でほぼ在宅です。当初は、外来ではほとんど触れることのなかった麻薬や褥瘡の知識なども少なかったので、先生と同行した際に質問が出来るよう、片っ端から本を買って頭にインプットし、あとは実践でスキルアップを図りました。

Q お仕事の内容や工夫は?

分担制と半径10km以内の距離範囲が要
現在、成瀬在宅センターでは個人宅140名、施設の在宅80名を正社員3名とパート薬剤師2名で担当しています。1日に多い時で十数件回るため、特に担当制を作らず、誰が訪問してもいいようにしています。また、半径10km以内の範囲に手分けするようにして移動時間のロスを少なくするようにも心がけています。やはり北に1軒、南に1軒とやっていると時間が物凄くかかってしまうので、北の患者さんをまとめて5人回るとか。定期的に無菌調剤をお届けするお宅が同方面にあれば、あらかじめスケジュールに組み込んで一緒に回るなどですね。車の運転が苦手な人は薬局中心にはしますけれど、在宅にも行ってもらっています。

Q 取組んで良かったことや今後の展望は?

1人でも多くの患者さんに在宅医療サービスを提供していきたい
外来の薬局ではなかなか死に接する機会が少ないのですが、在宅だと最期まで患者さんを看取れるというところでしょうか。麻薬回収時、ご家族と昔話をしつつお線香をあげさせて頂いたとき、「お世話になりました」という言葉の重みが全く違ったんです。薬剤師にはもっと出来ることがあるんだと再実感させられたのもその時です。しかし、ともすればそれは自己満足に過ぎないのかもしれません。常に客観的な視点は忘れないように心がけています。それから、私どもの会長が在宅医療にとても協力的な点は物凄く有り難いですね。いま、在宅センター5店舗中、3店舗に無菌調整室が入っていて、なおかつ成瀬在宅センターには抗がん剤治療ができるケモシールドが導入されてます。設備があれば、終末期をご自宅で過ごせたのに…という患者さんもたくさんいらっしゃると思うので、今後、1人でも多くの方に利用して頂けるよう在宅医療の裾野を広げていきたいと思っています。

1日のスケジュール

9:00午前中に回る患者さんの薬を調合し、各家庭や施設を訪問。
13:00病院から届いた処方箋を調剤監査して午後の訪問に出発。
17:00当日中や緊急性を要する処方薬を作り、3回目の訪問に出発。
19:00店に戻り終了。

※2017年3月取材時の情報になります。

徳永薬局 成瀬在宅センター

〒194-0046 東京都町田市西成瀬2-48-23
TEL 042-851-8470
www.tokunaga-p.jp/store51

  • 従業員数 7名
  • 活動範囲 町田市、相模原市、横浜市(青葉区・緑区)、川崎市(麻生区)の一部

本記事は医薬情報おまとめ便内、特集企画にて掲載した記事です。 
該当特集冊子を郵送することが可能です。希望の方は下記から取り寄せください。

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