医療・介護従事者のための情報共有・連携ツール「メディカルケアステーション(MCS)」
常勤薬剤師は私を含めて2人で、訪問は主に私の担当です。訪問スケジュールは、薬局が午前営業の水曜・土曜日をのぞくほぼ毎日。正午から16時頃まで訪問していて、それ以外の時間は外来の調剤を行っています。また土曜日も隔週で訪問しています。
患者さまが安心して、できるだけ長くご自宅で過ごすためには、さまざまな職種がチームで関わることが欠かせません。そこで多職種で情報共有・連携するためのツールとして活用しているのが、クラウドサービスを利用したコミュニケーションツールである「メディカルケアステーション(MCS)」です。MCSでは堅苦しいので、私たちは「どこでも連絡帳」と呼んでいます。
もともと当薬局のある栃木県下都賀郡壬生町では、2007年頃から「みぶの会」という多職種連携の場をもうけて、医療と介護の連携を進めてきました。
ここに参加する職種は医師、歯科医師をはじめとして薬剤師、看護師、保健師、ケアマネージャー、社会福祉士、民生委員など多岐にわたります。当然のことながら、それぞれの職種の活動時間や拠点などはバラバラです。そこで、多職種(※)がより効果的に患者情報を共有するため、みぶの会共通のツールとして「どこでも連絡帳(MCS)」を導入しました。