スポーツファーマシストの資格を取得し、アンチ・ドーピング専門会社を設立
大学卒業後、国立病院を経て街の調剤薬局へと転職しました。しかしそこで、自分のコミュニケーション力の低さを痛感。今までのコミュニケーションは、自分の知識の押し付けでしかなかったんだと気付かされました。それで、コミュニケーション能力を磨くために大道芸人をやりながら自己改造をしたりしました(笑)。
その後、趣味のロードバイクを通じてドーピング問題に触れて、薬剤師として薬物使用疑惑に関心をもっていたときにスポーツファーマシストのことを知って、資格を取得しました。しかし、いざ活動しようとなるとその場は多くなく、自分で会社をつくることにしたんです。
スポーツファーマシストとして大切なのは、「信じられるものとは何か?」と問われたときに、「自分の専門知識だ」と言えることだと思っています。自信をもって判断するためには、海外の動向も含め、常にアンチ・ドーピング、ドーピングに関する最新の情報を叩き込んでおく必要があります。そういった意味では、スポーツファーマシストは資格を取るよりも、その後の精進の方が大切なんだと思っています。