今後の調剤薬局のあり方
平成31年4月2日、「調剤業務のあり方について」厚生労働省より発出され、非薬剤師でも一部の薬剤師の業務が可能になりました。また、薬機法の改定により、薬剤師の働き方自体も変わって行くことが予想されます。さらに、この数年のうちにも、調剤室はICT化が進み、調剤補助員が中心となっていくことが予想されます。これら変化からも薬剤師の活躍の場は、これまでの調剤室中心から変わっていかなければなりません。薬剤師の活躍の場が変わるということは、調剤補助の専任として新たに雇用しない限り、調剤事務員が調剤補助を行うことが大半であり、事務員の仕事のあり方も大きく変わることになります。 私は、在宅業務を中心に業務を行い、自身の店舗のマネジメントや店舗の新人を教育しながら、自店舗の組織作りを行なってきました。役職が変わり、従業員全体の働き方のサポートもしてきました。その経験から、この事務員の仕事のあり方の変化については、トップダウンの指示で、簡単にうまくいくほど容易なことではないと思っています。