一般社団法人やNPO法人設立として活動した学生時代と
“薬剤師業務＋α”を目標に働いた薬剤師時代

僕は、もともと好奇心が強いタイプで、色々な事にチャレンジしたいと思っていました。
そのため、学生時代からアルバイトや部活動以外にも一般社団法人やNPO法人の設立から運営までさまざまな活動に興味を持ち、関わらせてもらう事が多かったです。

学生時代の一般社団法人は主に薬学生と企業をつなぐサービスを展開していました。事業といっても薬学共用試験の対策やフォロー、資料の作成など、先輩から教えてもらえる試験対策を画一的にしたイメージです。そういった活動の中で人の成長を見れる面白さみたいなものに惹かれ「教育に携わりたい」という思いが強くなり、最終的には「起業したいな」と考えるようになりました。

卒業後はそのまま起業するか悩みましたが、起業に向けてまずは大手で経験を積みたいと考えて製薬企業にMRとして入社しました。MRは医師とのコミュニケーションだったり、社会人としての立ち振る舞いだったり、普遍的な事を高いレベルで学べて大変有意義でした。やりがいもありましたし、大変な中でも楽しいものでしたが、製薬企業在職中に日本薬学生連盟などに声をかけてもらうこともあり、同連盟との活動などを通じて、やはり教育に関わりたいという思いが強くなっていきました。

自身のやりたい事が「薬剤師・薬学生の育成」なのであれば、薬剤師に一番近い調剤薬局でも経験が必要だと考えました。