
バイオシミラー(バイオ医薬品の後発品)は、薬剤費の抑制や医療資源の有効活用の観点から、近年その重要性がますます高まっています。
2024年度診療報酬改定では、病院における外来化学療法での初期導入加算の新設など、使用促進の動きも見られました。
今後は薬局での変更調剤のあり方についても議論が進む見込みで、現場でも導入機会や説明対応の必要性が高まりつつあります。
一方で、バイオシミラーはジェネリック医薬品とは異なる性質を持つため、
患者説明や医師との連携、製剤の扱いに関して「難しさ」や「不安」を感じている薬剤師も少なくありません。
今回アスヤクでは、薬局薬剤師・病院薬剤師を対象に、
「バイオシミラーの採用実態や不安、患者対応に関するアンケート調査」を実施。
実際の導入状況や、薬剤師が現場で直面しているリアルな課題、
そして企業に求める支援について、現場の声をもとにまとめました。
◆そもそも『バイオシミラー』とは?
「バイオ医薬品のジェネリックのような物」である。あえて、「ジェネリックのような物」と表現したのには、通常のジェネリック医薬品とは承認プロセスが大きく違うからだ。
通常のジェネリック医薬品を説明すると、「特許が切れた先発医薬品と同じ処方・同じ主成分で作られた後続医薬品」である。しかし、バイオシミラーは「特許が切れた先発医薬品を元に作られる後続医薬品」 という点では同じだが、
「先発医薬品と類似の有効成分を使用している後続医薬品」である。
(出典:アスヤクLABO「バイオシミラー」)
下記URLにて詳細説明をしていますので、詳しく知りたい方はご覧ください!
https://asuyaku.jp/key-word/biosimilar/
◆【アスヤク会員577名に調査】バイオシミラー採用に関する調査
実施時期 | 2025年2月 |
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サンプル数 | ネクスウェイ アスヤク会員 577名(保険薬局薬剤師403名・病院薬剤師174名) |
手法 | WEBアンケート |