コラム記事

地域連携薬局とは?
認定基準から申請方法まで徹底解説!

2021年8月1日より、改正薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)で定められた薬局認定制度が開始となりました。
この制度に基づき、都道府県の認定を受けた薬局は「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」を標榜することが可能となります。


✔︎ 地域連携薬局:入退院時の医療機関等との情報連携や、在宅医療等に地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に対応できる薬局
✔︎ 専門医療機関連携薬局:がん等の専門的な薬学管理に関係機関と連携して対応できる薬局

改正薬機法では「患者のための薬局ビジョン」で求められている薬剤師・薬局の機能が明確に定められていますが、患者さんが自身に適した薬局を選択できるように、かかりつけ薬剤師・薬局機能や高度薬学管理機能を有する薬局の都道府県知事による認定制度が作られました。
薬機法の中で薬局の分類が行われるのは初めてで、「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の名称は都道府県知事の認可を取得した薬局しか標榜できなく(名称独占)なっています。


今回は「地域連携薬局」について、改正薬機法の中で制度が設けられた理由、認定基準から申請に必要な書類、求められている役割や期待される機能について徹底的に解説します。

1. 改正薬機法とは?

ほとんどの薬剤師の方が薬機法の改正に関するニュースを目にしているとは思いますが、今回の施行のニュースを聞いて「え!まだ改正されていなかったの?」と思った方もいるのではないでしょうか?
そこで改正薬機法が施行されるまでの流れを簡単にまとめてみます。

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