
【Pick up1】
四方山話
厚労省の中医協総会で、調剤報酬改定の第一ラウンドが開始されましたね。(資料はこちら1) )
私はリアルタイムに聞く事はできなかったんですけど、記事を見る限り…まあひどいもんです。
現場のことをなんも知らん人たちが「OTC医薬品の備蓄品目数、施設基準ギリギリで、それって基準クリアが目的なんじゃないの?」って言ってみたり、“調剤”の話をしているのになぜか「“医科”の病院薬剤師が足りない」って話にすげかえたり。あげくのはてに「調剤の点数を下げて、その分を病院薬剤師に付けろ」とかいう意味不明な事を言い出す始末(“だったようです”…聞いていないので)。
下でも書いていますが、患者にとって良いことを今まで普通にやってきたんだけど『それだと証拠にならないから』というので数値基準を設けたとたんに、この意見です。ほんとやってらんない。
あと、“医科”と“調剤”は完全に別モノです。病院薬剤師の点数が付くのは“医科”で病院の儲けになるものであって、“調剤”の議論をしている場でそういう話をするのはお門違いです。それに“調剤”は各々が企業努力で試行錯誤して、やっと薬剤師を採用できるまでになったんです。それを理解しているのでしょうか。
今回の中医協、過去でもまれにみる最悪の幕開けになったのではないでしょうか。
先が思いやられます。。。
1):調剤について(その1)(厚生労働省)