昨今、がんにおける治療は入院から通院での治療が増えてきています。それに伴い薬局における抗がん剤の取り扱い機会も、今後ますます増えてくることが予想されます。ここでは抗がん剤の取り扱いや治療における課題について伺いました。ぜひ参考にしてください。
実施時期 | 2020年6月 |
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サンプル数 | ネクスウェイ アスヤク仲間 309名 |
手法 | WEBアンケート |
Q1_現在、抗がん剤(疼痛(麻薬)含む)の処方箋のお取り扱いはございますか?
約75%が現在お取り扱いがあると回答しています。
Q2_前問で「はい」とお答えいただいた方にお聞きします。
この1年で抗がん剤の処方箋は増えましたか?
処方箋の増加に関してはまだ半数以下となり、患者の流れとしてはまだ特定薬局に集中して増えているのではないでしょうか。
Q3_抗がん剤を取り扱う上で必要な・欲しい情報はどのような内容でしょうか?
基本的には患者さんへの直接指導に関わる情報が上位として求められています。
Q4_前問で選択いただいた情報はどのような方法で入手されることが多いですか?
各社から主には直接情報を入手しているケースが多いようです。その他では書籍や添付文書、病院薬剤師からという回答もありました。
Q5_ガン薬物治療を行う上での薬薬連携は行っていますか?
薬薬連携を行えているところは現状約15%程度となり、何かしら障壁があることが伺えます。
Q6_薬薬連携の上で障壁になっていることや難しさを感じることはなんですか。具体的にお知らせください。
接点機会などが少ないことや遠方の医療機関においては遠慮がちになってしまいうまくコミュニケーションをとれないこと、そもそもどう連絡をとっていいかわからないといった課題の他、処方箋からの情報しか判断できることがないことによってロスが生じている点も課題として見受けられました。
Q7_抗がん剤を取り扱う上で困っていることはありますか?
取り扱いはしているものの、まだ機会が少ないことからも課題は多いようです。
Q8_前問で「はい」とご回答頂いた方にお聞きします。具体的にどのようなことに困っているか教えてください
経営的観点において、在庫のデッドストックに対する懸念の意見が多く見受けられました。また治療状況においては取り扱い頻度が少ないことによる知識不足、体調や副作用による用法容量変更などの難しさ、院内治療の状況が把握できないことや副作用による判断の難しさなど、多くの課題が見受けられました。