シオノギヘルスケアでは「すべての人に、やさしく、正しくセルフケアを」をビジョンに掲げ、シオノギグループ3社における合同プロジェクトとして解熱鎮痛薬『セデス』シリーズ(新セデス錠、セデス・ハイ、セデス・ハイG)のパッケージリニューアルを実施した。
リニューアルでは、視覚障がい者や外国人にも多言語による音声サービスで対応する”アクセシブルコード(Accessible Code)”を世界で初めて医薬品のパッケージへ採用。パッケージに印刷されたQRコードは5言語対応であるとともにデボス(凹)加工が施されているため、視覚障がいのある人でも接触的にコード位置を把握することができる。QRコードをスマホなどで読み取ると自動音声によって用法・用量が読み上げられ、同社は「コストや記載文字数の視点から従来では不可能とされていた”点字対応”の代替機能を果たすことを期待している」という。
加えて、従来では側面にあった開け口を前開きにすることで開けやすく中の錠剤も取り出しやすくなったほか、開いたフタの裏面には大きな文字で用法・用量を記載するなど、高齢者や弱視の人でも読みやすい仕様へ進化を遂げた。また、外国人や日本語の読めない人にもわかりやすく製品を伝えるべく、薬の効能や英語の製品名や製品情報の併記をピクトグラムで表現している。
シオノギヘルスケアではヘルスケア価値の提供を通じ社会課題の解決に取組んでおり、このほど実施されたリニューアルはSDGsへの取組みの一環として3年がかりで実現。2020年中に「シナール」「パイロンPL」など同社の他ブランドシリーズのパッケージにおいても”アクセシブルコード”を導入予定にある。
#OTC医薬品