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「イラクナ」 小林製薬株式会社

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小林製薬はストレスや加齢などで弱った胃の動きを活発にし、不快症状を改善する胃腸薬「イラクナ」(要指導医薬品)を発売した。胃の運動機能低下の治療に使用される医療用成分・イトプリド塩酸塩を日本で初めてスイッチOTC化した製品で、胃腸薬市場で新しい成分がスイッチOTC化されるのは実に12年ぶりとなる。
 胃は食べ物が入ると天井部分が膨らみ蠕動運動することで消化して腸へと送り出すが、ストレスや加齢などの影響で胃の動きが悪くなると、食べた物がなかなか消化されず胃に残り、胃もたれや胸やけといった胃の不快感に繋がる。さらに胃の動きが悪い時は胃がしっかりと膨らまず、食べ始めてもすぐ満腹を感じて食欲不振になる。
 同社が30~60代の男女3000人に行った調査によると、「食べ過ぎ、飲み過ぎでもないのに胃が重い・胸やけがする」、「食後ずっと胃の中に残っている感じがする(お腹が空かない)」「少量でも食べきれない」といった症状を14%(約7人に1人)が感じており、日常生活の質の低下の要因となっている。
 こうした背景を踏まえ、イトプリド塩酸塩の配合によって開発された同品は、胃を動かす成分・アセチルコリンを増やして胃の動きを活性化するとともに、制吐作用で胃の不快感を抑えるイトプリド塩酸塩の働きにより、胃の不快感を緩和する。
 15歳以上1回1錠、1日3回食前に水またはお湯で服用する。
【容量・価格】10錠◆1000円(税抜)
【発売日】9月28日
【カテゴリー】要指導医薬品


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    記事転載元(薬局新聞社)

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