佐藤製薬はスイッチOTC成分のベタメタゾン吉草酸エステルを配合したステロイド外用剤として、軟膏・クリーム・ローションからなる「ベトノバールS」シリーズ(いずれも指定第2類医薬品)を発売した。
ベタメタゾン吉草酸エステルはOTC薬のなかでは最も強いストロングランクのステロイドで、すぐれた抗炎症作用を有し、つらいかゆみのもととなる炎症を鎮めて湿疹・皮膚炎を治す。同社では有効成分としてベタメタゾン吉草酸エステル0.12%・ゲンタマイシン硫酸塩 0.1%(力価)を配合した医療用医薬品としてベトノバールG軟膏0.12%および同クリーム0.12%を製造販売しており、今回OTC薬として発売した同シリーズはベタメタゾン吉草酸エステル0.12%のみ配合した製剤となる。
患部の場所や状態に合わせて軟膏、クリーム、ローションの3剤形から選べるシリーズで、しつこいかゆみの悩みや虫刺され、かぶれがつらいなど早くなんとかしたいかゆみ・皮膚炎のある人に推奨できる。
軟膏は患部を保護し、しみにくいので傷のある部位にも使いやすく、クリームは伸びがよくベタつきにくいため、使用感の気になる部位への使用に適す。またローションは無色透明のさらっとしたローションタイプとなっており、頭皮などの有毛部にも塗りやすい特長がある。
【容量・価格】ベトノバールS軟膏および同クリーム各5g◆1188円/10g◆2178円、同ローション10g◆2178円(各税込)
【発売日】5月15日
【カテゴリー】指定第2類医薬品
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