コラム記事

失敗例から学ぶ!連休中の在宅対応を最小限に抑える先回り術 3選
【在宅現場の『コレってどうする?!』/ 福島 梨沙】


このシリーズでは、初めて在宅の患者さんを担当する方や、日頃の在宅訪問に不安を感じている方へ、明日から役立つコツを実例をもとにお伝えしていきます。

もうすぐ年末年始。連休中でも呼び出しってやっぱりあるのかな・・できれば避けたい緊急訪問。そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな不安を払拭するべく、薬剤師による確認や配慮で連休中の呼び出しを回避できる先回り術を、私の薬局で起こった失敗例をもとにご紹介します!
(前回の記事はこちら→vol.4 認知症患者さんの在宅訪問医療 ~一人ひとりにあったケアポイント(糖尿病患者さん編)~


1.失敗例3選と先回り術

【失敗例1】休日に薬がなくなってしまった・・

●休日の夜、患者さんからお電話

患者さん:「あのね、いつもカレンダーにセットしてくれているお薬明日の朝からないみたい・・」
薬剤師:「そうですか。それは困りましたね。カレンダーは後ろに重なっていたりしないですかね?」
患者さん:「後ろのも空っぽよ、とにかく薬がないので持ってきてくれるかしら?」
薬剤師:「わかりました。今から薬局に行って確認してご自宅に伺いますね」


こんなパターンの臨時対応は在宅薬局ではあるあるですよね。 この時何故このような対応が必要になってしまったのか・・。それは、クリニックの往診日は木曜日、金曜日の時点で担当薬剤師が調剤・監査までは対応していましたが、翌週まで薬を配薬してあると思い込んでおり、休日に薬が無くなってしまったという思い込みによる勘違いが原因でした。

先回りポイント

POINT 1

患者さんにお渡ししたお薬の日付は必ず最後の日をメモっておく!

ページトップへ戻る