令和3年も残すは後少しとなりました。来年4月に行われる診療報酬改定についての議論も大詰めに入ってきました。今回の記事ではこれまで中医協(中央社会医療保険協議会)で行われた診療報酬改定についての議論について整理・復習し、改定の内容について予想してみたいと思います。
と言っても、現時点では議論の一部は見えても、具体的にどのような改定が行われるかはさっぱりわからない状態です。「予想!」と書きましたが、限られた情報の中からぺんぎん薬剤師自身の希望も込めて勝手に「妄想」してみました。
ということで、診療報酬改定という2年に1度の大イベントに向けて気持ちを高めるくらいの気持ちで気楽に読んでいただければ幸いです。
かなりのボリュームになるので2回に分けてお送りしたいと思います。
今回は前編として、
- ✔︎ 議論の基本となる情報(中医協で議論が開始される前の情報)
- ✔︎ 調剤基本料と地域支援体制加算
- ✔︎ 後発医薬品調剤体制加算と減算
- ✔︎ かかりつけ薬剤師指導料
についてまとめています。
<index>
1.議論の基本となる情報
2.次期改定の論点の整理
3.まとめ
1、議論の基本となる情報
最初に令和4年度診療報酬改定に関する議論の基本となる情報を整理しておこうとい思います。