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薬局ガバナンスとは?概要から強化すべきポイントまで徹底解説!

「薬局のガバナンス強化」という言葉を耳にしたことはありますか?
「ガバナンス(governance)」とは、日本語で「統治」「管理」「支配」を意味する単語で、「組織をまとめるためのルールを作成し、それを組織全体にまで浸透させ、実行させる体制」という意味で使用されます。
似たような言葉に「コンプライアンス(compliance)」がありますが、日本語で「法令遵守」を意味する単語で、「法令に限らず社内ルール、社会倫理などを順守する」ことを意味で使用されます。
コンプライアンスを徹底するための組織の管理体制がガバナンスに当たります。
では、「薬局の」ガバナンス強化とはどういうことでしょうか?

2019年に交付された改正薬機法では様々な点が改正されていますが、その中の一つに「法令遵守体制の整備に係る改正」があり、薬局をはじめとする薬機法に係る許可業者の法令遵守体制について整備すべき内容が示され、2021年8月1日に施行されました。
今回の記事ではその中でも薬局に関する部分について、概要から強化すべきポイントまで、管理薬剤師の視点で詳しくまとめてみたいと思います!

1、改正薬機法 施行の流れ

まずは簡単に薬機法改正の中で、「法令遵守体制の整備に係る改正」がどのような段階を踏んで施行されたかまとめておきます。

改正薬機法施行のスケジュール

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