コラム記事

漢方は昔の人たちが考えた『壮大な喩え話』の集まり

最近の薬学部では漢方薬をたくさん扱われている薬剤師の方を外部講師として招いて、実践的な漢方の話が聴ける大学も増えてきました。しかし、「考え方が難しい」「どう考えたらいいか具体的なイメージが持てない」「胡散臭く感じる」など、漢方に対して“抵抗感”のような気持ちを持ったまま、業務に従事されている方も多いのではないでしょうか

僕が薬学部のカリキュラムで学んだ「生薬学」では、基原、リード化合物などの含有成分、生合成経路など科学・創薬の視点での講義が中心でした。授業で出てきた漢方の話題で記憶に残っている事といえば…

「神農本草経、黄帝内経、傷寒論などの古典があるよ。」
「この生薬は〇〇という漢方薬に入っています。」くらいです。
本当はもっとたくさん教えてくれていたのでしょうが、先生ゴメンナサイ。

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