
【Pick up1】
四方山話
皆さん、POP(ポップ)は書いたことありますでしょうか。
そう。何か物を売りたいときにその商品の概要を分かりやすく伝える、あのPOPです。薬局やドラッグストアに勤めた経験があれば、おそらく一度は描いたことあるのではないでしょうか。
実はワタシ、あれ描くの好きなんですよね。
その商品に合ったキャッチャーな言葉を考えるのも、それを参考にイラストを描くのも好きなんです。しかも売上に貢献まで出来たらこれ以上の喜びはありません。
個人的にPOPはアートだと思っていて、キャッチコピーの配置や色のバランスなど、小さい紙ながら(いや小さい紙だからこそ)無限の可能性があります。本当はそのお店ならではのPOPがあると見る方も楽しいのですが、さすがに個人差が出てきますので、チェーンのドラッグストアなんかは本部で一括して描いたりしています。以前ドラッグストアに勤めていた時まさしく本部対応に変更されてしまったので、ちょっと抵抗して自分独自のものを描いて貼ったりしていました笑
でもこれからは、そのPOPの“味”というものも大事になってくるように思います。どこも似たようなPOPになってしまっていて、目を引くために作ったものが逆に目立ちにくくなっていませんでしょうか。木が乱立して森になってしまったイメージです。
どこに行っても同じと言われている薬局。これから生き残るには何か特色を持ってファンを作っていく必要もありそうです。そのためには森の中にある“ポツンと一軒家”のように、まずはその存在に注目してもらう必要があります。
POPに独特の“味”があるということは、その薬局では“何かたのしいことがある”という心理にもつながります。気軽に薬局に来てもらって、最終的に処方箋ふくめ健康の万事屋的な存在になれると薬局運営も安定すると、思ったり思わなかったりします。