小林製薬は内耳の血行不良とむくみにアプローチし、耳鳴りを改善する漢方薬「ナリピタン 当帰芍薬散錠」(第2類医薬品)を発売した。
コロナ禍の自粛疲れや生活環境の変化により、耳鳴りを引き起こすリスクが増している。過去1年以内に耳鳴りを経験した人を対象に昨年実施した同社調査では6割以上が何も対処せず、放置している実態が明らかとなったことを背景に、市販薬で耳鳴りに対応できるという新たな価値として何となく症状を放置している人、対処法がわからない人が手軽に使用できる漢方薬を開発した。
耳鳴りは疲れやストレスにより自律神経やホルモンが乱れることで、血流不足、むくみが発生して起こるとされる。同品は漢方の血流を改善し、むくみにアプローチする当帰芍薬散を採用。内耳の血流不足やむくみにより発生する耳鳴りに対し、血流改善作用と利水作用効果によって、つらい耳鳴りを改善する。
1日量(12錠)中、当帰芍薬散エキス(1/2量)2.30g配合(トウキ1.5g、センキュウ1.5g、シャクヤク2.0g、ブクリョウ2.0g、ソウジュツ2.0g、タクシャ2.0gより抽出)。1日3回食前または食間に服用することで耳鳴りのほか、めまい、立ちくらみの症状にも対応する。
発売に際して同社では、耳鳴り症状を放置することなく、「店頭で購入できる耳鳴り改善漢方薬」という新しいアプローチで生活者の悩みをサポートしていくとの意欲を寄せている。
【容量・価格】168錠◆3300円(税抜)
【発売日】4月27日
【カテゴリー】第2類医薬品
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