
近年、医療・薬局業界ではDX推進が加速し、製薬企業や行政から提供される情報も紙媒体から電子媒体へと大きく移行しつつあります。しかし、薬局現場では紙・電子のどちらが適しているかは情報の種類や用途によって異なり、最適な受取手段は必ずしも明確ではありません。また、実際の電子化の進展状況については不透明な部分が多く残されています。
製薬企業からの製品情報、行政通知、研修案内など多岐にわたる情報が日々届く中で、薬剤師がどの媒体を負担なく活用できるのかは、業務効率や情報精度にも影響する重要なテーマです。
そこで、薬局における情報受取手段の実態と、薬剤師が求める理想的な情報提供の形を明らかにするため、本調査を実施いたしました。
◆調査概要
| 実施時期 | 2026年4月1日(水)~4月7日(火) |
|---|---|
| サンプル数 | ネクスウェイ アスヤク会員 568名(薬局勤務薬剤師437名・病院勤務薬剤師129名・薬剤師(医療機関勤務以外)2名) |
| 実施方法 | WEBアンケート |
◆調査結果
各情報の取得手段の現状と理想
Q. お勤めの勤務先で収集されている情報について、情報の取得手段をカテゴリーごとに教えてください。(N=568)
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結果は... 「メール」が最も多い となりました!

情報の取得手段としては「メール」が最も多い結果となりました。医療・薬局業界におけるデジタル化の進展を示唆する内容といえそうです。
一方で、医薬品に関する案内は「郵送」、MR・卸からの情報は「対面のやり取り」といったアナログ手法が依然として重要な役割を果たしており、情報の重要度や性質に応じてデジタルとアナログを使い分ける傾向がうかがえます。
Q:お勤めの勤務先宛に日々受け取っている情報と、理想の受け取り手段に当てはまるものを選んでください。(N=568)

多くの項目でメール受け取りを希望する声が多く見られました。
特に医薬品案内では、メールを理想とする回答が半数に上る一方、実態は依然として郵送が70%以上と多く、理想と現状の受取手段の間に一定のギャップが見られます。
一方で、MR・卸からの情報は対面でのやり取りを望む回答が多く、情報の性質によってはアナログでの取得を選択する傾向もうかがえます。
また、SNSやAIチャットボットといった次世代ツールを挙げる回答も見られ、今後の情報提供のあり方に多様性が求められていることが示唆されます。
Q:現在の受け取りについて、課題に感じていることを教えてください。(N=568)
- 情報量の過多と精査の手間
- 媒体の分散と管理の煩雑さ
- 伝達のタイムラグとスピード
- 情報の偏りと取得の難易度
- 薬局内・院内での共有
「特になし・特にない」等の回答件数
合計:63件
情報の受取りに関する課題としては、情報量が多く内容も混在しているため、優先順位の判別や仕分けに手間がかかる点が挙げられていました。
また、紙媒体と電子媒体が併存していることから管理が一元化されておらず、それぞれにメリット・デメリットがあることもうかがえます。
郵送や対面といったアナログ手法では、情報到達までにタイムラグが生じやすい点も課題として示されました。
さらに、在庫がない薬や院外処方のみの薬に関する情報が届きにくいなど、情報の偏りが生じているとの声も見られます。 加えて、受取りだけでなく、受け取った情報を周知するプロセスにも課題があることが示唆されました。








