湧永製薬は痔疾用薬「レックS」シリーズから、肛門の内と外の痔に効果を発揮する「レックS 注入軟膏」(指定第2類医薬品)を新発売した。
痔疾患用薬は縮小傾向が続いていたものの、コロナ禍に伴う外出機会の減少やテレワークの推進による運動不足、長時間着座をする人が増えたことで症状に悩む人が増加傾向を辿っており、コロナ禍収束後もテレワークがある程度定着していることにより、今後も緩やかな形で市場の拡大が見込まれている。
レックSシリーズは炎症を抑えるヒドロコルチゾン酢酸エステル、痔の痛み・かゆみを鎮めるリドカイン、皮膚の収れん・保護・止血作用がある酸化亜鉛、血行促進作用があるトコフェロール酢酸エステル、傷の治りを早めるアルクロキサなどを配合し、痔の症状である痛み、出血、はれ、かゆみの緩和を特徴としている。
今回の新製品はかゆみを抑えるl-メントールも追加するとともに、肛門の内側の痔には注入し、肛門の外側・肛門付近の痔には塗布するという2通りの使用方法を選ぶことを可能とした。注入する場合はノズル部分を肛門内に挿入して全量を注入、塗布する場合は適量を1日1~2回肛門部に塗る。15歳未満は使用不可。
1回使い切りであることから、患部や薬剤に直接手を触れず衛生的に使用でき、また個別包装されているため坐剤のように温度管理に気を遣う必要もなく、携帯にも便利となっている。
【容量・価格】2g×10個入◆1980円(税込)
【発売日】4月
【カテゴリー】第1類医薬品
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